藤浪所属のアスレチックス 40勝120敗1分…62年のメッツよりひどいチームなのか!?

[ 2023年5月4日 10:47 ]

アスレチックス・藤浪(AP)
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 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチックス」のジェイソン・スターク記者が「今季のアスレチックスは1962年のメッツよりひどいチームなのか!?」と問いかけている。

 62年のメッツは新設球団で40勝120敗1分、1950年以降のメジャー球団では最低の成績だ。そのメッツも30試合を終わった時点では11勝19敗、得失点差-47とまだ頑張っていた。今季のアスレチックスは30試合を終わって6勝24敗、得失点差は-118である。4月にアスレチックスと対戦したチームのベテラン幹部は「正直に言って、キャリアを通して見た中で一番ひどいチームだと思う」と話している。

 4月を終えた時点の投手陣の防御率7・72は1951年のセントルイス・ブラウンズ以来最低。先発ローテーション投手は0勝15敗、防御率8・51の成績で、4月を終えて先発投手にひとつも勝ち星がつかない事態は前例がない。

 先発投手陣はここまで相手打者に打率・317、出塁率・396、長打率・562と打ち込まれている。ブルペン投手もセーブを得る状況で、打率・354、出塁率・464、長打率・569と全く抑えられていない。7回終了時点でリードしていた試合が3度あったが、全て逆転で負けている。

 5月3日までに10失点以上の試合が12度。同地区(ア・リーグ西地区)の他の4チームは全部合わせても10失点以上の試合が7度である。ア・リーグ球団のある幹部は「本当にひどいチーム。悪臭を放っている。オークランドの街にとっても球界にとっても良くない」と語ったという。

 3日(日本時間4日)のアスレチックスの先発投手はここまで0勝2敗、防御率6・23のJP・シアーズだ。苦しい戦いは続く。藤浪は2日のマリナーズ戦で1回無失点と好投した。アスレチックスの救世主となれるのか、それとも一員として球史に汚点を残してしまうのか。

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