強い!天理大が独走で5季連続24度目の優勝 小林太郎が3安打2打点と大一番で大暴れ

[ 2023年5月4日 04:30 ]

阪神大学野球第4節   天理大6ー3関西国際大 ( 2023年5月3日    ほっともっと神戸 )

<天理大・関西国際大>5季連続優勝を決めて喜ぶ天理大ナイン(撮影・河合 洋介)
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 天理大が5季連続24度目の優勝を決めた。関西国際大を6―3で下し、最終節を残して優勝。全日本大学野球選手権大会(6月5~11日の6日間、神宮球場、東京ドーム)の出場権を得た。

 5季連続優勝は正妻の存在抜きでは語れない。「9番・捕手」で先発した小林太郎(4年)が3安打2打点と大一番で大暴れ。1―2の4回1死一、二塁で放った左翼超えの2点二塁打は決勝打となり、「タイミングが合っていて、普段以上に球が見えていた」と胸を張った。

 正捕手だった石原貴規が19年ドラフト5位で広島に入団した翌年に入学。後釜として期待される状況を重荷とは捉えなかった。「石原さんとは入れ違いだし、見ていないから凄さが分からない。僕は試合に出られるだけでありがたい」。松商学園では控え捕手でも1年時から出場機会を与えら、2年春から正捕手。その春から5連覇が始まった。

 昨年のドラフト会議では遊撃手の友杉篤輝がロッテに2位指名で入団。「穴は全員でカバーすればいい」と副主将となった小林が一致団結を呼びかけた。藤原忠理監督は「小林とともにチームは強くなった」と証言する。常勝軍団の土台には、正妻の成長があった。(河合 洋介)

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