中日　今季最多借金「8」　波に乗れない現実…連日の守乱で白星までポロリ

セ・リーグ   中日2－3阪神 （ 2023年5月4日    甲子園 ）

8回1死一塁、中野の投ゴロで村松は落球し併殺を取れず　（撮影・奥　調）
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　中日は4日の阪神戦で逆転負けを喫し、連敗で借金が今季最多となる「8」までふくらんだ。

　今季未勝利の先発・柳が7回まで1失点の粘投。だが、8回に痛いミスが連発した。

　1死一塁で、中野の投ゴロを柳が素早く二塁に送球した。タイミング的には完全な併殺打。だが、ベースカバーに入るのが若干遅れた遊撃・村松が、送球を落とし、併殺打とはならなかった（記録上は失策なし）。さらにノイジーの左前打で、左翼・大島がファンブル。一塁走者は楽々と三塁進塁となり、大山に同点適時打、佐藤輝に勝ち越し適時打とつながった。

　前日は6点先行から逃げ切れず、再び勝ち越した直後の9回に今季3度目のサヨナラ敗戦。9回は2失策が絡み、マルティネスが開幕から10試合目で初失点初黒星を喫したが、この日も勝負所で痛い“ミス”が出た。

　貧打に悩ませられる立浪監督だが、守乱まで続くなると頭の痛い問題となりそうだ。