大谷翔平 「500奪三振&100本塁打」達成!ベーブ・ルース以来史上2人目の快挙、5回4失点で降板

[ 2023年5月4日 10:18 ]

インターリーグ   エンゼルス6―4カージナルス ( 2023年5月3日    セントルイス )

エンゼルス・大谷翔平
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が3日(日本時間4日)、敵地セントルイスでのカージナルス戦に「3番・投手兼DH」の二刀流で今季7度目の先発登板。5回を投げ、自己最多タイの13三振を奪い、メジャー通算500奪三振に到達。ベーブ・ルース以来史上2人目の通算「500奪三振&100本塁打」を達成した。5回でマウンドを降り、2本塁打を浴びるなど5安打4失点で勝敗はつかなかった。打っては3安打で打率を3割台に乗せた。エ軍は6―4で逆転勝ちし、3連勝した。

 完全休養2日間の“フル充電”でマウンドに上がり、初回からフル回転した。初対決となったヌートバーから空振り三振を奪い、奪三振はスタート。ゴールドシュミットも連続三振に仕留め、続くゴーマンに甘く入った2シームを中越えソロされて先制点を許したが、コントレラスからも三振。味方打線が同点に追いついた直後の2回は二ゴロ失と2暴投で無死三塁としたが、3者連続三振でピンチを切り抜けた。3回は2三振、4回も2三振を奪ったが、カールソンに中越え2ランを浴びるなど3失点で逆転された。この回にドノバンから空振り三振を奪った161・2キロがこの日の最速だった。5回には3三振を奪い、自己最多タイの13三振とし、通算500奪三振に達した。13奪三振は昨年6月22日のロイヤルズ戦以来で、日本ハム時代の最多は14年7月9日の楽天戦の16奪三振。この回が終わったところで降板した。登板前日が休養日だったのは今季初めてで、2連休後に登板するのは球宴休み明けだった昨年7月22日(同23日)のブレーブス戦以来だった。

 打っては、初回2死の第1打席でカ軍の先発右腕、元巨人マイコラスの初球の内角直球を右前打。4月26日(同27日)のアスレチックス戦から続く連続試合安打を今季自己最長の「6」に伸ばした。同点の3回1死一、三塁の第2打席では勝ち越しの右前適時打して今季10度目のマルチ安打を記録した。1点を追う5回1死一塁の第3打席は遊飛、7回1死一塁の第4打席は右腕ヒックスと対戦し二ゴロだったが、右腕ガイエゴスと対戦した9回1死の第5打席でも左中間二塁打して今季3度目の1試合3安打を記録した。

 この日は、打っては5打数3安打1打点で、投げては5回5安打4失点で13奪三振。通算の打撃成績は、29試合で114打数35安打、7本塁打、19打点、打率・307、5盗塁、投手成績は7試合で4勝、防御率2・54となった。

 試合後、大谷は、自身の投球について「不用意にいったところでホームランを打たれた。6、7回まではどうしても投げたかったですけど、5回までしか投げられない状況で…奪三振よりかは、そこの方に悔しさが残るかなと」と話した。4回に3失点し逆転を許した場面については「狙い球を絞って振ってきているなという感じですかね。打たれたのが全部、長打になっているので、そこらへんがね、打球を上げさせてしまっているというところが1番のきょうの反省点かなと思います」と振り返った。9回の逆転劇には「素晴らしいオフェンスというか、ラムの1本(代打同点本塁打)が大きかったと思います」と話した。

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