ヤクルト村上宗隆 18試合、78打席ぶりの3号同点2ラン マルチ安打も4月5日以来、1カ月ぶり

[ 2023年5月4日 16:36 ]

セ・リーグ   ヤクルト―巨人 ( 2023年5月4日    東京ドーム )

<巨・ヤ6>7回、村上は同点2ランを放つ(撮影・沢田 明徳)
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 ヤクルトの村上宗隆内野手(23)が4日の巨人戦(東京ドーム)に「4番・三塁」で先発出場。4―6で迎えた7回の第4打席に18試合、78打席ぶりとなる3号同点2ランが飛び出した。

 初回は四球、3回は中前打、5回の第3打席は1死一、三塁の好機だったが、空振り三振に倒れていた。迎えた7回だった。4点を追うこの回、塩見の左越え1号2ランで2点差に迫ると、さらに1死一塁の場面だった。巨人3番手の大江の投じたカウント1―1からの内角高め直球を豪快に振りぬいた打球は、右翼席中段へ飛び込んだ。確信歩きとはならなかったが、感触を確かめるようにベースを一周。本塁打は4月11日のDeNA戦(神宮)の初回以来だった。

 「打ったのはストレート。自分のエラーで流れを悪くしてしまったのでなんとか取り返したかった。勝てるように頑張ります」

 この試合では2失策。特に2点リードの5回2死無走者では秋広の三塁ゴロで一塁に悪送球して、逆転を許し、勝利投手の権利目前だった先発ピーターズの白星の可能性を消してしまっていた。まさに意地の一発だった。

 この一打でマルチ安打となった。1試合複数安打は4月5日の中日戦(バンテリンドーム)以来で、今季3度目となった。

 “令和の3冠王”村上は開幕戦でいきなり1号先制2ランを放つも、その後は打撃不振となり27試合を終え、打率・156の2本塁打と低迷。三振数はリーグワーストの41とシーズン序盤で苦しんでいた。

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