巨人・山崎伊が6回2失点、2勝目の権利得て降板 前回8失点KOの屈辱、原監督の猛ゲキに応えた

[ 2023年5月4日 16:11 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2023年5月4日    東京D )

<巨・ヤ>巨人の先発・山崎伊  (撮影・西川祐介)
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 巨人の山崎伊織投手(24)が4日のヤクルト戦(東京ドーム)で今季3度目の先発。6回7安打2失点の粘投で今季2勝目の権利を得て、救援陣にバトンを渡した。

 2回に武岡の左前適時打で1点、4回には中村に左越えソロを浴びて2点のビハインドを背負ったが、必死に腕を振った。5回無死一、二塁のピンチ。ヤクルトの3番サンタナを右飛に打ち取ると、続く村上は内角低めに落とすフォークボールで空振り三振。オスナも左飛でピンチを脱した。

 この粘りに打線も応える。5回裏に坂本が左中間へ4号同点2ラン、続く岡本和がバックスクリーン左へ勝ち越しの4号ソロを放った。さらに6回には、山崎伊の代打・ウォーカーが左翼フェンス直撃の二塁打、坂本の右前2点適時打などで追加点を挙げた。山崎伊は勝ち投手の権利を得て、7回から救援へバトンを渡した。

 前回4月27日の阪神戦(甲子園)では、2回1/3を8安打8失点で今季初黒星。チームは0―15の大敗を喫した。原監督は「もう少し大きな汗をかきながら投げ抜くということが大事だと思います。かわそうというようなね。やっぱりそんな甘い世界じゃないと思います」と山崎伊を含めた投手陣にハッパをかけた。

 その指揮官の思いをマウンドで表現する95球だった。

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