大谷翔平 3回に勝ち越し右前打!初回には右前打で6試合連続安打、マルチは今季10度目

[ 2023年5月4日 09:30 ]

インターリーグ   エンゼルス6―4カージナルス ( 2023年5月3日    セントルイス )

<カージナルス・エンゼルス>初回2死、右前打を放つ大谷(投手・マイコラス)(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が3日(日本時間4日)、敵地セントルイスでのカージナルス戦に「3番・投手兼DH」の二刀流で今季7度目の先発登板。完全休養2日間の“フル充電”で臨み、第1打席に6試合連続安打となる右前打、第2打席には勝ち越し右前適時打し今季10度目のマルチ安打をマークした。投げては5回4失点13奪三振で、ベーブ・ルース以来史上2人目の「500奪三振&100本塁打」を達成した。

 初回2死の第1打席でカ軍の先発右腕、元巨人マイコラスの初球の内角直球を右前打。4月26日(同27日)のアスレチックス戦から続く連続試合安打を今季自己最長の「6」に伸ばした。同点の3回1死一、三塁の第2打席では勝ち越しの右前適時打して今季10度目のマルチ安打を記録した。5回1死一塁の第3打席は遊飛、7回1死一塁の第4打席は右腕ヒックスと対戦し二ゴロだったが、右腕ガイエゴスと対戦した9回1死の第5打席でも左中間二塁打して今季3度目の1試合3安打を記録した。

 投げては、完全休養2日間の“フル充電”でマウンドに上がり、初回からフル回転した。初対決となったヌートバーから空振り三振を奪い、奪三振がスタート。ゴールドシュミットも連続三振に仕留め、続くゴーマンに甘く入った2シームを中越えソロされて先制点を許したが、コントレラスからも三振。味方打線が同点に追いついた直後の2回は二ゴロ失と2暴投で無死三塁としたが、3者連続三振でピンチを切り抜けた。3回は2三振、4回も2三振を奪ったが、カールソンに中越え2ランを浴びるなど3失点で逆転された。5回に3三振を奪い、自己最多タイの13三振とし、通算500奪三振に達した。13奪三振は昨年6月22日のロイヤルズ戦以来で、日本ハム時代の最多は14年7月9日の楽天戦の16奪三振。この回が終わったところで降板した。登板前日が休養日だったのは今季初めてで、2連休後に登板するのは球宴休み明けだった昨年7月22日(同23日)のブレーブス戦以来だった。

 前回登板の4月27日(同28日)のアスレチックス戦は「3番・投手兼DH」で出場し、6回3安打5失点で開幕から無傷の4勝目を挙げた。打っては今季初の3安打と、二刀流ならではのパフォーマンスを見せた。

 前戦4月30日(同5月1日)のブルワーズ戦は「3番・DH」で出場し、8号ソロを放つなど3打数1安打。通算の打撃成績は、28試合で109打数32安打、7本塁打、18打点、打率・294、5盗塁、投手成績は6試合に登板し4勝、防御率1・85となっていた。

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