ヌートバー悔しい！侍同僚・大谷と初対戦も3打席連続空振り三振　チームも逆転負け

インターリーグ   カージナルス4ー6エンゼルス （ 2023年5月3日    セントルイス ）

＜カージナルス・エンゼルス＞初回、空振り三振に倒れるヌートバー（投手・大谷）＝撮影・会津　智海
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　カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手（25）が3日（日本時間4日）、本拠地でのエンゼルス戦に「1番・右翼」で出場。「3番・投手兼DH」で先発登板したエンゼルス大谷翔平投手（28）との侍対決が実現したが、3打席連続空振り三振に倒れる悔しい結果となった。

　侍同僚との初対決は大谷の巧みな投球術に屈した。初回の第1打席は、切れのあるスライダーで空振り三振、3回の第2打席もスプリットで空振り三振に倒れた。チームがリードして迎えた5回先頭の第3打席も直球で空振り三振と大谷に軍配が上がった。大谷降板後の2番手シルセスからも快音は出ず、4打数無安打に終わり、チームも1点リードの9回に3失点し逆転負けを喫した。

　2人は前日2日（日本時間3日）の試合前にグラウンド上で再会を喜び合い、4分間にわたって話し込んだ。ヌートバーは共に休日だった前日、「大谷に食事に行く？と誘ったら、“寝てる”と返信が来た」と笑ってやり取りを明かし、約3週間同僚として過ごした大谷について「たくさん寝る。謙虚でおおらかな人柄、スーパーヒーローの才能を持つノーマルガイ。そこが一番凄い」と感嘆。この日、初対戦が実現し、刺激を受ける大谷との対決を喜んだ。

　大谷は二刀流で今季7度目の先発登板。完全休養2日間の“フル充電”で臨み、第1打席に6試合連続安打となる右前打、第2打席には勝ち越し右前適時打し今季10度目のマルチ安打をマークした。投球では5回に自己最多タイの13個目の三振を奪い、メジャー通算500奪三振に到達。ベーブ・ルース以来史上2人目の通算「500奪三振＆100本塁打」を達成したが、5回4失点で降板し、5勝目はならなかった。