レッドソックス・吉田 “天敵”ブルージェイズ・菊池撃ち5号ソロ 12戦連続安打

[ 2023年5月4日 02:30 ]

ア・リーグ   レッドソックス7―6ブルージェイズ ( 2023年5月2日    ボストン )

4回、ブルージェイズの菊池からソロを放ったレッドソックスの吉田(AP)
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 レッドソックス・吉田正尚外野手(29)が2日(日本時間3日)、ブルージェイズ戦に「6番・DH」で出場。4回に相手先発の菊池雄星投手(31)から5試合ぶりの本塁打となる5号ソロを放ち、連続試合安打を12に伸ばした。5回には左前適時打を放ち、2試合連続マルチ安打するなど2安打2打点で打率は3割目前の・298。今季初の4連勝に大きく貢献した。

 真っすぐにこだわりを持つ菊池自慢の直球を奇麗に捉えた。4回1死での吉田の第2打席。カウント3―1から95・3マイル(約153キロ)の速球を右中間の自軍ブルペンに放り込んだ。「(バットの)先でしたけど、風もあって伸びてくれた。うまくはじけた」と納得の一振りだった。

 オリックス時代にプロ初出場した16年3月25日の開幕・西武戦で対戦した相手でもあった。日本では26打数3安打の打率・115、0本塁打、6三振と苦手にしていた。特に菊池の西武最終年の18年は10打数無安打と完璧に抑えられたが、メジャーを舞台にした5年ぶりの対決で一矢報いた。「日本ではなかなか打てなかったので、またアメリカで対戦できて良かった」と開幕4連勝中と好調な左腕を砕き喜んだ。

 菊池降板後の5回の第3打席でも1点差に迫る左前適時打。打率・298、19打点は、エンゼルス・大谷の同・294、18打点を抜き、5本塁打も7本の大谷にあと2本差と迫った。6―6の7回2死では無走者ながら、敬遠気味に歩かされた。「しっかり打ちたいところでしたけども、打ちにいって見逃せたかな」。継続中の記録ではメジャー最長タイの12試合連続安打のバットマンに、敵軍の警戒も強まっている。(杉浦 大介通信)

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