22安打オリたち猛打9人衆!球団45年ぶり先発全員マルチ安打 中嶋監督「凄いですよね」

[ 2023年5月4日 05:00 ]

パ・リーグ   オリックス9ー4ソフトバンク ( 2023年5月3日    ペイペイD )

<ソ・オ>2回2死一、三塁、左越え本塁打を放った中川圭を出迎える中嶋監督(撮影・中村 達也)
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 オリックスが記録的猛打でソフトバンクに打ち勝った。序盤から各打者が快音を響かせ続け、2回までに先発全員安打を達成。8回先頭の若月が中前打を放ち、阪急時代の78年6月7日のクラウン戦以来45年ぶりの「先発全員マルチ安打」を完成させた。 試合結果

 「ヒットはよく出ましたね。今日“は”よくやりました。ほとんど記憶にない。何年ぶりって?45年?凄いですよね」

 辛口の中嶋監督も驚く快記録だった。森、中川圭ら主力だけでなく、“いぶし銀”も活躍。前夜に左ふくらはぎを痛めて欠場した杉本の代役として「8番・左翼」で今季初先発した小田は19年5月以来4年ぶりの猛打賞をマークした。

 「どの選手でも何が起こるか分からないとは思う。カバーできるとは思わないんですけど、自分ができることをしっかりやれるように。いつでも試合に入っていけるように状況、状況でチームがやっていることを理解して、というのは心がけています」

(茶野3割回復/) 2試合ぶりに1番に戻った茶野は2回1死二、三塁から左前へ同点打を放つなど2試合連続の3安打。4月14日のロッテ戦以来14試合ぶりに打率3割台を回復した。「3割に乗ったり切ったりはあるんですけど、悪い時にいかに早く戻せるか。そこを考えて一日一日必死にやりたい」。22安打は10年6月7日の広島戦での25安打以来13年ぶり。ラオウ不在の危機を吹き飛ばす大勝で、首位をガッチリキープした。 (山添 晴治)

 ○…オリックスは先発9人が複数安打。9人以上がマルチ安打は14年8月9日ロッテ戦で西武がマークした10人を筆頭にプロ野球17度目で、先発全員は10度目。球団では01年5月19日のダイエー戦以来、先発全員に限ると阪急時代の1978年6月7日クラウン戦以来45年ぶり。
 ▽1978年6月7日クラウン戦の阪急打線

1番・福本豊
2番・簑田浩二
3番・加藤秀司
4番・島谷金二
5番・マルカーノ
6番・ウイリアムス
7番・高井保弘
8番・河村健一郎
9番・大橋穣

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