巨人・丸が劇的サヨナラ弾 プロ16年目、253本目が初の劇弾 2戦連続の「ルーズベルトゲーム」制した

[ 2023年5月4日 17:38 ]

セ・リーグ   巨人8―7ヤクルト ( 2023年5月4日    東京D )

<巨・ヤ>9回、サヨナラ本塁打の丸をナインは”○ポーズ”で出迎える (撮影・西川祐介)
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 巨人は4日、本拠の東京ドームでヤクルトを8―7のサヨナラ勝ちで下して2連勝。ヤクルトをかわして4位に浮上した。かつてフランクリン・ルーズベルト米大統領が「野球の試合で一番面白い」と語った「8―7」のスコアで2戦連続の決着となった。

 2試合連続で「8―7」のスコアで勝利したチームは1リーグ時代もなく、史上初となった。

 7―7で迎えた9回2死無走者。丸がヤクルト6番手の小沢から劇的なサヨナラ2号ソロを放った。3ボールからの4球目、外角の145キロ直球を右翼席に運び、歓喜の輪に飛び込んだ。16年目の丸は通算253本塁打目で初のサヨナラ弾となった。

 2点を追う5回。2死無走者から秋広の打球は三塁へのゴロとなったがヤクルト・村上が一塁へ悪送球。相手のミスに乗じて2死一塁した場面で、坂本がヤクルト先発ピーターズの初球、真ん中低めの134キロのスライダー左中間席に運んだ。坂本にとっては2本塁打した4月28日の広島戦以来、5試合ぶりの一発となった。さらに、岡本和も1ボールからの2球目、121キロのカーブをバックスクリーン左へ運んで勝ち越した。6回にも3点を追加し、リードを4点に広げた。

 しかし、6回2失点と粘投した先発・山崎伊の後を受けた2番手の直江が7回に塩見に左越え2ランされて2点差。さらに3番手の大江も村上に右越え2ランされて同点に。その後、勝ち越したがすぐに追いつかれた。巨人から見れば「逆転→同点→勝ち越し→同点」の末のサヨナラ勝ち。ゴールデンウィークのヤクルト3連戦、両軍の合計スコアは「21―21」の大熱戦だった。

 ▼丸 思い切って自分で決めてやるって思いをもって強く振ることが出来ました。いい感触でしたし、ちょっと興奮しすぎてダイヤモンドを周っている間の事はちょっと覚えてないです。(サヨナラ打は広島時代の16年9月1日のDeNA戦以来6度目で。巨人移籍後初となり)5年目で初めてですみません、ありがとうございます。
 

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