巨人・原監督 2安打4打点の3番・坂本の働きに「異議ありません」

[ 2023年5月4日 18:54 ]

セ・リーグ   巨人8―7ヤクルト ( 2023年5月4日    東京D )

<巨・ヤ>5回、坂本は同点2ランを放つ(撮影・沢田 明徳)
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 巨人は4日、本拠の東京ドームでヤクルトを8―7のサヨナラ勝ちで下して2連勝。ヤクルトをかわして4位に浮上した。かつてフランクリン・ルーズベルト米大統領が「野球の試合で一番面白い」と語った「8―7」のスコアで2戦連続の決着となった。

 2試合連続で「8―7」のスコアで勝利したチームは1リーグ時代もなく、史上初となった。

 7―7で迎えた9回2死無走者。丸がヤクルト6番手の小沢から劇的なサヨナラ2号ソロを放った。3ボールからの4球目、外角の145キロ直球を右翼席に運び、歓喜の輪に飛び込んだ。16年目の丸は通算253本塁打目が初のサヨナラ弾となった。

 巨人から見れば「逆転→同点→勝ち越し→同点」の末のサヨナラ勝ち。ゴールデンウィークのヤクルト3連戦、両軍の合計スコアは「21―21」の大熱戦だった。3番の坂本が2ラン含む2安打4打点、岡本和も本塁打含む2安打1打点と中軸が結果を出した。

 試合後、原監督のコメントは以下の通り。

 ――ナイスゲームでした。丸が決めた。
 「いいところがいい場面で出てくれたというね。ランナーをおいてのバッティングはもうちょっと課題があると思うんですが、最後にね、非常にいい一本で決めてくれましたね」

 ――手に汗握る展開。坂本、岡本にも一発。
 「打つべく人がね打ってという、まあ、勢いはついたと思いますね。手に汗握るってたくさんありすぎて、もうね、結構乾いている(笑)それくらいね。この3連戦はそういう感じでしたね」

 ――打線が投手陣を助けた。
 「うちの投手陣もかなりヒットを打たれているという点において、そこに負けじとね。ヒット数はやや劣っているかもしれませんけども、得点という点においてね、数多く取れたのは良かったと思いますね。何とか投手陣全体、何とかカバーしあえるようなゲームになってくれればいいなと思っています」

 ――先発の山崎伊について。
 「まあ、まだできるとは思いますけど、6回2失点という中でね、バトンを渡したのは良かったと思いますね。つながると思います」

 ――大勢の投球は。
 「あそこで、こう点を取られていたからね、7回、8回とね。0点に抑えて流れを持ってこられた」

 ――明日にむけて
 「明日の多分、手に汗握るスタートになると思いますね。粘っこく、ピッチャーもバッターも走塁においても守備においてもね、戦っていきたいと思います」

 ――中田の足は
 「まだ報告は聞いていないんですけど、病院にいったんでしょ?。ちょっとまだ分からないんだけど、発表があるでしょう」

 ――主力に当たりが出てきた。
 「攻撃はね、秋広があそこにいてくれるのは大きいですね。刺激になってると思いますね」

 ――秋広は左投手にも
 「対応はできていると思いますよ」

 ――丸について。
 「これをきっかけにと言ったら失礼かもしれないけど、本来の丸に戻ってくれるとね、ありがたいなと思いますね」

 ――同点なら10回も大勢だった。
「どうかなあ(笑)それはなんとも言えないねえ。あそこでキャッチボールをやらせたという作戦までは伝えておきます(笑)」

 ――接戦をとった意味。
 「東京ドームという地の利がややあったところで上回れたのかなと思いますね」

 ――坂本が3番でいい働き
 「それもいいところでホームランにタイムリーというね、出ましたんでね。異議ありません」

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