滝川二 プロ注目・坂井の独壇場!1失点完投&二塁打×3「エースというのは…」社下して決勝進出

[ 2023年5月4日 13:48 ]

高校野球兵庫県春季大会準決勝   滝川二2―1社 ( 2023年5月4日    明石トーカロ )

<滝川二・社>1失点完投勝利を決めてガッツポーズする滝川二・坂井陽翔(撮影・河合 洋介)
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 滝川二が今春選抜に出場した社を2―1で下して決勝に進出した。

 今秋ドラフト上位候補に挙がる最速149キロ右腕・坂井陽翔(3年)がワンマンショーを演じた。投げては8奪三振1失点の完投勝利、打っては決勝打を含む二塁打3本を決めて、「序盤は力んでいたけど、後半にかけて修正できました。(打者としては)初球から積極的にいこうと意識していたので、しっかりと打てて良かったです」と胸を張った。

 2番手以降の投手を育成するチーム方針により、今回の準決勝が県大会初先発だった。2―0の6回に単打3本を許して失点するも、6回2死二、三塁で見逃し三振に仕留めるなど1点差を死守した。打者としては、4回1死一塁から初球を捉えて左越えの適時二塁打を放ち、これが決勝打となった。

 投打で決勝進出に貢献し、服部大輔監督から「今日の坂井は気持ちが入っていた。打者としても初球から積極的にいってくれた」と称えられた。坂井は「エースというのは、そういう(決勝で投げる)ものだと思う」と6日の決勝戦の先発登板に意欲を示した。

 ◇坂井 陽翔(さかい・はると)2005年(平17)4月5日生まれ、兵庫県加古川市出身の17歳。氷丘南小2年から野球を始め、氷丘中では播磨ボーイズで外野手。滝川二入学後に投手転向。1年夏から背番号20でベンチ入りし、同秋からエース。最速149キロ。1メートル86、80キロ。右投げ右打ち。

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