コロナに泣いた高卒2年目世代 中日・上田が聖地一番乗りで6回2失点 3敗目も立浪監督「よく投げた」

[ 2022年7月16日 04:45 ]

セ・リーグ   中日1-2阪神 ( 2022年7月15日    甲子園 )

<神・中>力投する中日の先発・上田(撮影・後藤 大輝) 
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 中日・上田が敗戦の中で輝いた。プロ3度目の先発で自己最長6回を2失点。北條に内角球を逆転被弾して3敗目が付いても、内角を果敢に突く攻めで2安打に封じた。

 「立浪監督から逃げずに攻めろと言われた。2点は取られたが(ストライク)ゾーンの中で勝負できたのは良かった。甲子園の歓声の中でも集中して投げることができた」

 享栄高3年時に春夏の全国大会が史上初の中止。プロ球団のスカウトが集まって夏に甲子園で開催された「合同練習会」でアピールし、20年育成ドラフト2位で入団した。今年5月に支配下に昇格。新型コロナに泣いた高卒2年目の世代では一番乗りで甲子園のマウンドに立った。

 打線は相手阪神を上回る9安打で1得点。3連勝で止まり、甲子園では今季6戦全敗に沈んだ立浪監督も「よく6回まで投げた。勝ちは付かなかったが、次のステップにしてほしい」と19歳左腕の奮闘をたたえた。(中澤 智晴)

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2022年7月16日のニュース