“虎のA・ロッド”2軍戦で初打席初球安打デビュー「しっかり反応できた」、18日から広島3連戦で昇格も

[ 2022年7月16日 05:15 ]

ウエスタン・リーグ   阪神4-9中日 ( 2022年7月15日    鳴尾浜 )

<ウエスタン 神・中>初回2死一塁、安打を放つロドリゲス(撮影・後藤 正志)
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 阪神のアデルリン・ロドリゲス内野手(30)が15日のウエスタン・リーグの中日戦で加入後初出場し、初打席初球安打でデビューを飾った。「積極的にいこうと決めていた。いいボールにしっかり反応できたと思う」。メジャー通算696本塁打のアレックス・ロドリゲスの愛称をもじった“虎のA・ロッド”が異名。昨季開幕投手の福谷の149キロを強烈に右前へ打ち返した。

 実戦は1カ月ぶり。パドレス傘下の3Aで米国時間6月3日に出場後は母国ドミニカ共和国で「体を動かして」来日に備えた。3回の第2打席では8球目の低めボール球で空振り三振でも、左翼方向への特大ファウルもあり、「打席のリズムも試した。(三振は)今日は気にしていない」と声が弾んだ。

 2打席終了で交代する予定を変更し、志願して1イニング長く4回も守った。20年に在籍したオリックスでは守備が課題。打球処理はなくても平田2軍監督は「ハンドリングもスローイングもいい」と不安視しなかった。井上ヘッドコーチは「ないことはないかな」と早ければ18日からの広島3連戦で昇格させる可能性を示唆し、大山とマルテの不在を埋める時は、そう遠くない将来にやってきそうだ。(倉世古 洋平)

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2022年7月16日のニュース