都八丈 ドタバタ…初戦が2日連続雨天中止で宿舎転々

[ 2022年7月16日 05:30 ]

試合を待ちわびる日吉柊瑚(左)と母・綾子さん(撮影・山内 健司)
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 待ち遠しくてたまらない。都八丈(東東京)の日吉柊瑚(とうご=3年)は、都日本橋との初戦が2日連続で雨天順延となると「早く試合がしたいです」と言いながらも、笑顔が絶えなかった。

 「(八丈)島では高校生との試合機会がないので、大会で対戦できるのが楽しみなんです」

 気合も桁違い。先週末に実戦形式の練習で死球を受け、右手親指を骨折した。だが、テーピングでガチガチに固めて「僕は出ます」と15日も「5番・左翼」でスタメンに名を連ねていた。当初は14日が初戦だったチームにとって厳しい側面もある。本来は試合当日にフェリーで八丈島に戻る予定だったがこれで、2泊目の延泊が決定。宿舎も日替わり状態で転々。14日は約50人が駆けつけた応援団も、仕事などで島に帰らざるを得ず、激減している。

 日吉の母・綾子さん(49)は「チームの中心の3年生は幼なじみばかりで昔から知る仲。息子もケガを押してプレーすると言っているので、早くみんなに試合をさせてあげたい」と涙ながらに天に祈った。(山内 健司)

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2022年7月16日のニュース