巨人・桑田コーチ　11失点惨敗に「申し訳ない」　アンドリース、戸根は2軍行き　井上は今後先発も

セ・リーグ   巨人4―11広島 （ 2022年7月16日    東京D ）

＜巨・広＞3回途中で降板するアンドリース（左から2人目）　（撮影・光山　貴大）
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　巨人は投手陣が4回までに11点を失うなど今月3度目＆今季9度目の2桁失点で広島に完敗。今季4度目の4連敗を喫して3カード連続負け越しとなり、4年ぶりの借金3となった。これで広島に抜かれ、2位陥落は確定。この後にナイターで行われる他会場の結果しだいでは2018年7月6日以来4年ぶりの5位に転落する。

　先発した新助っ人右腕アンドリースが長野に先制ソロを許すなど2回0／3を投げて6失点、2番手左腕・戸根は長野の2打席連発となる満塁弾など2本塁打を浴びて2回で5点を失った。それでもデビュー戦となった3番手右腕・井上が5回以降を3回1安打無失点と好投。6回まで相手先発右腕・森下に3安打無得点に抑えられていた打線も7回に丸の11試合ぶり18号ソロなど打者10人で5安打を集中して一挙4得点と反撃したが、序盤の大量失点が最後まで響いた。

　試合後、巨人・桑田真澄投手チーフコーチ（54）との一問一答は以下の通り。

　――アンドリースは

　「立ち上がりは低めに集めてすごいよかった。長野くんにホームランを打たれてから力んだのか全体的に高くなった。その分、連打された。足に当たったりして調整がうまくいってなかったので（次は）時間を空けて調整していこうと思う」

　――戸根は

　「カウントは取れるようになったが、勝負球が甘く入って打たれた。戸根も明日からファームにいって勝負球を磨いてくるという課題を伝えました」

　――中継ぎの入り方は

　「先発が早く崩れると流れが向こうにいっている。食い止めるのはなかなか難しい。勝ちゲームの投手を投入することもできず、苦しい展開になるが、低めにボールを集めたり、粘っていくしかない。得点力が落ちているので、先制点をあげないように、取られても粘っていこうと。きょうは、特に大量失点なので申し訳ないと思っています」

　――初登板の井上は

　「素晴らしいピッチング。テンポもよかったし、ランナーを出しても落ち着いていた。彼が発するオーラ、前向きに楽しくやっている雰囲気を出していたので、非常にいいなと思って見ていました。前向きな楽しむ姿勢を井上くんから吸収してほしいと思いました」

　――今後は

　「チャンスがあれば先発で投げさせてあげたいと思っています」

　――メドは

　「きょうが初登板ですから、なかなか先のことは…。なかなか考えられないですよね」

　――前日クロールが来日したが、昇格のメドは

　「2試合ほど2軍で投げてから話し合いをして決めるという計画を立てています」