“なにわのドクターK”大阪電通大高の148キロ右腕・的場が2失点完投「もう一度、大阪桐蔭と戦いたい」

[ 2022年7月16日 14:38 ]

第104回全国高校野球選手権大阪大会・2回戦   大阪電通大高4―2山田 ( 2022年7月16日    万博 )

今夏初戦を2失点で完投した大阪電通大高の的場投手
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 大阪電通大高の最速148キロ右腕・的場吏玖投手(3年)が今夏初戦を2失点完投で飾った。2020年秋の大阪大会で3位に入った公立の実力校・山田を相手に9回を被安打2の5奪三振力投。チームを勝利へ導いた。

 制球が乱れた初回にスクイズで先制を許すと、2回は右翼線へ適時二塁打を浴びた。最速148キロ右腕が本領を発揮したのは中盤からだ。「体がほぐれてきた」という4回以降は伸びのある外角直球にスライダーを効果的に織り交ぜ、山田打線を手玉に取った。5回以降は完全投球。背番号1は「初回の立ち上がりに余計な四球があった。(出来は)50点くらいです」と初戦を振り返った。

 的場の名が広く知れ渡ったのが今春の大阪大会だ。4回戦で昨夏4強の関大北陽を20奪三振完封。5回戦では敗れたとはいえ選抜王者の大阪桐蔭相手に8回4安打3失点と好投した。今夏の目標は「チーム目標である大阪一。大阪桐蔭ともう一度戦いたい」と言い切った。昨夏は同校史上最高成績となる8強入りに尽力し、今春は16強に導いた“なにわのドクターK”。熱い夏が始まった。

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2022年7月16日のニュース