巨人新助っ人アンドリース 広島戦初登板でめった打ち、3回途中6失点KO 巨人3回までに10失点

[ 2022年7月16日 15:08 ]

セ・リーグ   巨人―広島 ( 2022年7月16日    東京D )

<巨・広>3回途中で降板するアンドリース (撮影・光山 貴大)
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 巨人の新助っ人右腕、マット・アンドリース投手(32=米国)が広島戦(東京D)で来日5度目の先発登板。初登板の広島相手に来日初勝利を目指したが、3回途中7安打6失点でKOされた。打球を受けて初回途中に降板したことはあるが、3回途中は来日最短での降板で、6失点は来日最多。

 初回を3者凡退で立ち上がったアンドリースだったが、広島打線の勢いにあっという間に飲み込まれた。2回2死から長野に真ん中へ入ったチェンジアップを左翼スタンドに運ばれ1点先制を許すと、3回にはめった打ちにされて降板した。

 0―1で迎えた3回だった。先頭の相手先発右腕・森下に左前打されると、野間の左前打、菊池涼のバントが内野安打となって無死満塁。秋山の右前2点適時打、マクブルームの左越え適時二塁打でこの回5連打で3点を失い、0―4となると、原監督はここでたまらずベンチを出て投手交代を告げた。だが、2番手左腕・戸根も長野に2打席連発となる2号満塁弾を浴びるなど打ち込まれ、アンドリースの失点は6となった。

 投球内容は2回0/3で打者13人に対して52球を投げ、7安打6失点。2三振を奪い、四死球なし、直球のMAXは146キロだった。「先発の役割を果たせず申し訳ないです」とコメントした。

 アンドリースは来日初登板となった5月31日のソフトバンク戦(東京D)で6回6安打無失点と好投して勝利投手の権利を得て降板したが、直後の7回にリリーフ陣が追いつかれて来日初登板初先発初勝利が消滅。2度目のマウンドとなった6月7日の西武戦(ベルーナD)も6回途中7安打3失点(自責2)とまとめたが、前回に続いて降板後にリリーフ投手が打たれて来日初勝利はまたもお預けとなった。6月18日の中日戦(バンテリンD)では初回1死二塁から鵜飼の打球が左足を直撃してわずか13球で降板。前回登板した7月9日のDeNA戦(東京D)も5回7安打1失点とまとめたが、打線の援護に恵まれず来日初勝利を逃していた。

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