巨人・原監督 一挙9失点の「3回だけは消したいところ」 アンドリースについて「論ずることは難しい」

[ 2022年7月16日 18:00 ]

セ・リーグ   巨人4―11広島 ( 2022年7月16日    東京D )

<巨・広>3回の守りを終えベンチでうつむく原監督。手前はベンチに引き揚げる戸根(撮影・河野 光希)
Photo By スポニチ

 巨人は投手陣が4回までに11点を失うなど今月3度目&今季9度目の2桁失点で広島に完敗。今季4度目の4連敗を喫して3カード連続負け越しとなり、4年ぶりの借金3となった。これで広島に抜かれ、2位陥落は確定。この後にナイターで行われる他会場の結果しだいでは2018年7月6日以来4年ぶりの5位に転落する。

 先発した新助っ人右腕アンドリースが長野に先制ソロを許すなど2回0/3を投げて6失点、2番手左腕・戸根は長野の2打席連発となる満塁弾など2本塁打を浴びて2回で5点を失った。それでもデビュー戦となった3番手右腕・井上が5回以降を3回1安打無失点と好投。6回まで相手先発右腕・森下に3安打無得点に抑えられていた打線も7回に丸の11試合ぶり18号ソロなど打者10人で5安打を集中して一挙4得点と反撃したが、序盤の大量失点が最後まで響いた。

 試合後、巨人・原辰徳監督(63)との一問一答は以下の通り。

 ―――打つほうは7回に粘りをみせて4点を

 「まあ、粘り…ね、まあ、そう言ってくれれば、そうですね」

 ――つながりが出てきたのはいい材料かと

 「うん、そうですね。それは悪いことではないでしょうね」

 ――単打ではありましたけど、岡本に2本出ました。監督の目から見た岡本の状態は

 「いやあ、あのう、悪戦苦闘はしていますよ、うん。まあ、でも懸命にやっていますから」

 ――7回の攻撃につなげたのは井上の投球が大きかったのかと

 「そうですね。非常になんていうのかなあ。野球の原点というかね。やっぱり『陽』の中で野球をやっている姿というのはね、非常に新鮮味があって若々しくて良かったですね」

 ――トータル3イニングいきましたが、1回ごとに状態と調子の良さをみてのばしていった?

 「そうですね、そうですね」

 ――やはり序盤の失点がかなり重かった

 「まあ、ちょっと、うーん、ねえ。3回だけは消したいところだけどね。やっぱり現実にああいうことが起きるということがね。やっぱり我々は目を背けることはできないということですね」

 ――アンドリースについては右打者に工夫が必要だとおっしゃっていた

 「まあ、やっぱりなかなか論ずることは難しいんじゃないかな」

 ――やはり先発がなんとか試合をつくってほしい

 「ビハインドゲームというのはね、それも制するというのはあるけれども、やっぱり先制、中押し、ダメ押しという形でいかなきゃやっぱりピッチャーというのは大事ですよね」

 ――早ければですが、明日から坂本の登録が可能となりますが
「今日ファームでゲームに出る予定だったんですけど、雨で中止になったということで、やっぱりゲームに出てないという状況の中でね、上げるということはやっぱり適切ではないだろうなというところで話して。まだ合流はしません」

 ――吉川は途中交代しましたが

 「特にずっと出ずっぱりで頑張ってくれているというところですね」

続きを表示

2022年7月16日のニュース