プレート位置に見る阪神・青柳の信念 「極める前に諦める人多い」中で柔軟に向上目指し続ける

[ 2022年7月16日 07:15 ]

セ・リーグ   阪神2-1中日 ( 2022年7月15日    甲子園 )

<神・中>一塁側のプレートを踏んで投球する青柳 (撮影・後藤 大輝) 
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 【記者フリートーク】ドラフト5位から変則投法を武器に猛虎の大黒柱に成り上がったストーリーは、もちろん、青柳のプレースタイルからは日々の生活に転用できる「学び」が多く隠れている。「挑戦」として一昨年9月から取り組んだのはプレートを踏む位置の変更。苦手の左打者対策で三塁側から一塁側へ変え、当初は戸惑った。「景色が変わってコントロール悪くなった。いつも取ってくれるボールを取ってくれなくなったり…」

 三塁側に戻すことは簡単だが、踏みとどまった。「何事も最初は結果は出ない。極めずに諦める人が多い。僕もサイドスローを十何年やっていても、まだまだ向上の余地がある。1年やって結果が出なくても、ダメだった理由が分かれば、戻った時に良くなる」。昨季は一塁側を貫き通し、キャリアハイにつなげた。だからといって固執もしない。「(相手に)慣れられたら、また三塁側に戻すかもしれない」。この柔軟性も強みの一つと言える。(阪神担当・遠藤 礼)

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2022年7月16日のニュース