阪神「勝利の方程式」で1点差守り切った アルカンタラだ湯浅だ岩崎だ32試合ぶりそろい踏み

[ 2022年7月16日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神2-1中日 ( 2022年7月15日    甲子園 )

<神・中>中日に勝利し、ハイタッチをする岩崎(左から2人目)ら(撮影・平嶋 理子)
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 阪神が誇る「勝利の方程式」が1点差を守り切り、青柳の10勝目をアシストした。

 7回、アルカンタラが先陣を切った。最速155キロを計測した力強い直球主体に加藤翔、高橋周、土田を制圧。「間隔が空いていたけど、良い感覚で投げることができた。1点差という難しい場面で仕事を果たすことができてうれしい」と16ホールド目だ。

 8回は湯浅が続いた。こちらも150キロ台の直球主体に真っ向勝負。2死一、二塁のピンチこそ招いたが、最後はビシエドを左飛に料理し、「緊迫した場面で緊張もありましたけど、結果的に0で抑えることができてよかった」。粘り腰でリーグトップ独走の24ホールド目を手にした。

 そして最後は守護神・岩崎が締めた。「しっかり抑えたい」と警戒していた先頭・木下を中飛に仕留め、ひと息。1死から代打・平田に中前打を浴びても動じることなく、高橋周を右飛、代打・三ツ俣を遊ゴロに打ち取り18セーブ目を挙げた。フォームの微修正により、本来の安定感を取り戻しつつある左腕。準備が難しい試合展開にも「もう慣れています」と頼もしかった。

 勝ちパターンのアルカンタラ、湯浅、岩崎の3人に「H」「H」「S」が付くのは6月1日の西武戦以来、実に32試合ぶり。猛虎が強力投手陣で接戦を制し、地力を示した。

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2022年7月16日のニュース