今春選抜準Vの近江、冷や汗たっぷり初戦突破　エースの山田陽翔は登板せず

第104回全国高校野球選手権滋賀大会・2回戦   近江4―3瀬田工 （ 2022年7月16日    オセアンBCスタジアム彦根 ）

＜瀬田工・近江＞延長10回、近江・津田が決勝適時打を放つ（撮影・井垣　忠夫）
Photo By スポニチ

　今春の選抜大会で準優勝の近江が延長戦を制し、苦しみながらも初戦を突破した。

　初回に3番・津田基内野手（3年）の先制打などで3点を先制したが、4回は2四球にボークや失策も絡んで2点を返され、5回には3―3の同点とされ、そのまま延長戦に突入した。

　試合を決めたのは津田だった。延長10回1死一、二塁から中前へ勝ち越し打。4回途中から救援した左腕の星野世那投手（3年）が最後まで投げきった。

　今秋ドラフト上位候補でエースの山田陽翔（3年）は「4番右翼」でフル出場。打席は三邪飛、左飛、左飛、四球、遊直、左飛の5打数無安打。第3打席の左飛は左中間フェンスのすぐ手前で捕球され、思わず頭を抱える場面もあった。