元阪神の大阪偕星学園・岩田徹監督、夏初陣快勝 大阪桐蔭との対戦まで「勝ちきるぞ」と選手鼓舞

[ 2022年7月16日 06:00 ]

第104回全国高校野球選手権大阪大会・1回戦   大阪偕星学園5-1和泉 ( 2022年7月15日    久宝寺 )

<大阪偕星学園・和泉>初戦を突破した大阪偕星学園・岩田徹監督(中央)
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 元阪神で、今年1月に就任した大阪偕星学園の岩田徹監督(55)が夏の初采配を白星で発進した。「今まではプレーが雑で…。まず一つアウトをしっかり取っていこうという部分に取り組んできた。今日はよかった」。15年以来の聖地へ向けた第一歩。3回に3連打などで一挙5点を奪って主導権を握り、4回以降は堅実な守りで勝利をつかんだ。

 PL学園では清原和博、桑田真澄の“KKコンビ”の1学年先輩。外野手として出場した84年春夏の甲子園では2季連続で準優勝に輝いた。社会人野球を経て88年ドラフトでは阪神から捕手として4位指名されて入団し、10年間在籍した。

 指導では選手の「気づき」を重視。「とにかく(大阪)桐蔭さんとやろう。そこまでは勝ちきるぞ」と選手を鼓舞し、プロ志望で3番中堅の藤原慎也外野手(3年)は「(チームの雰囲気が)変わりました。1球を大切にする丁寧なプレーが増えた」と変化を実感した。

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2022年7月16日のニュース