春日が一丸野球で福岡大会4回戦突破 エースで主将・飯田ら2人離脱の緊急事態に奮起

[ 2022年7月16日 06:00 ]

第104回全国高校野球選手権福岡大会・4回戦   春日9ー7真颯館 ( 2022年7月15日    北九州市民 )

<真颯館・春日>6回に追加点を挙げ、喜ぶ春日ベンチ(撮影・柴田春男)
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 春日が総力戦で勝利をつかんだ。今大会を一人で投げ抜いてきたエースで、主将の飯田泰成(3年)がこの日の朝に38・9度の高熱を出すなど、急きょ2人が離脱した。八塚昌章監督が「精神的、技術的にも大黒柱」と評する飯田を欠く事態に選手たちが奮起した。

 0―1の2回に一挙5点を奪い逆転。その後は点の取り合いとなったが、小刻みな継投でしのいだ。登板した6人のうち5人が公式戦初登板。5番手で登板し、代役の主将としてチームをまとめた平林良基(3年)は「高校で初めて投げた。できる限りのことをやろうと。他の投手も頑張ってくれた」と振り返った。

 平林は「今日いないメンバーのためにも次につなごう」と呼びかけたといい、「これを次につなげて飯田が帰ってきたときにもっと強いチームになっていけたら」と話した。緊急事態を乗り越えた公立の星が、このまま頂点へ向かって突き進む。(村田 有子)

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2022年7月16日のニュース