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ソフトバンク・武田 完全復活へ宝刀カーブ改良 理想は右打者に食い込むイメージ バド投法で磨き上げる

[ 2021年11月30日 05:30 ]

軽めのキャッチボールをするソフトバンク・武田(撮影・中村 達也)
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 新カーブで復活を期す。右手示指腱鞘炎から復帰を目指すソフトバンクの武田翔太投手(28)が29日、筑後のファーム施設でキャッチボールを再開した。今季は開幕ローテーション入りも、けがの影響で4勝5敗と不本意な成績に終わった右腕。最大の武器であるカーブに磨きをかけ、完全復活を目指す。

 ユニークな練習方法で「宝刀」に改良を加え、2年連続の開幕ローテーション入りを果たす。武田と言えばカーブだ。そこに、まだ進化の余地があった。

 「今までは直球を軸に変化球を投げていた。今度は逆にカーブを基準にしていきたい」。こだわるのは軌道だ。武田のカーブは縦に大きく割れるが、「縦に落ちながら右打者の内側に入ってくるイメージ」と右打者に食い込み、左打者には外へ逃げる軌道が理想だという。

 発見はフェニックス・リーグだった。自身は「抜けた」と思った右打者へのカーブ。「なんでこれを空振るのだろう?」と打者の反応からヒントを得た。実際にトラックマンや打者データを検証してみると、凡打率の高さが明らかに。迷わず改良に踏み切った。

 意識するのは体の軸とリリースポイントだ。バドミントンラケットを振る練習を取り入れ、「振ったら道具が勝手に修正してくれる」とニヤリ。軸を確認しながら、打点の高いフォームを体に染みこませる。

 今季は3年ぶりの完投勝利をマークするなど4勝5敗、防御率2・68。しかし、交流戦途中から右手示指腱鞘炎を発症。前半戦の12試合登板にとどまり、「悪くなってくるとカーブが斜めになってくる」と横振りになった肘の位置を見つめ直した。

 年明けの自主トレは地元・宮崎で行う予定。育成の岡本が「武田塾」に志願してきたことを明かし、「野球以前のことを叩き込もうかな」と笑った。来季、6年ぶりの2桁勝利を狙う背番号「18」は「まずはローテに入っていかないと。体をつくって、キャンプインに合わせたい」。バドミントン投法で新カーブを磨き上げる。(福井 亮太)

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