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伯和ビクトリーズ 9年ぶり白星 上甲 闘病中の先輩に届けた社会人初本塁打&2号弾

[ 2021年11月30日 05:30 ]

第92回都市対抗野球1回戦   伯和ビクトリーズ6―0四国銀行 ( 2021年11月29日    東京D )

<伯和ビクトリーズ・四国銀行>6回2死一塁 右中間へ2ランを放つ伯和ビクトリーズ・上甲(撮影・久冨木 修)       
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 1回戦3試合が行われた。伯和ビクトリーズ(東広島市)は四国銀行(高知市)を6―0で下して2回戦進出。上甲凌大捕手(20)が2打席連続本塁打を放つなど4打点をマークした。

 病気療養中の先輩に勇姿を届けた。伯和ビクトリーズの高卒3年目捕手・上甲が2回の決勝犠飛に加え、4、6回には社会人1&2号となる2打席連続本塁打。高校通算でもわずか1本塁打の男がチームを12年以来、9年ぶりの大会1勝に導いた。

 「初ホームランが東京ドームなんて。2本目も打てたのでとてもうれしい気持ちです」

 大卒2年目で外野のレギュラーだった高正則が今年2月に急性骨髄性白血病と診断され闘病生活へ。8月に退院したが、今大会もチームに同行できず、自宅から声援を送る。自身も今年5月に甲状腺の病気であるバセドー病を発症して体重は10キロ以上も減少。6月下旬に開幕した日本選手権の本大会に出場できなかったが、似た境遇の高から励まされたことが力になった。

 前日には高から「頑張って来いよ。アピールしてこい!」とメッセージをもらった。ベンチには先輩が着ていた背番号「3」のユニホームを持ち込み、試合前に触れてパワーを“吸収”。「高さんに打っている姿を見せられて良かった。野球ができる喜びを感じながら楽しめている」と満面の笑みを浮かべた。

 内山孝起監督は「バッティングは出来過ぎだけど、非常にいい配球をしてくれていた。予定通り」と上甲の2発4打点の大活躍にニンマリ。一体感を増したチームは、過去最高の8強超えを狙う。 (北野 将市)

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