阪神激痛!守護神スアレス退団、メジャー移籍決断 2年連続セーブ王…全力慰留も実らず

[ 2021年11月30日 04:00 ]

もう、この光景は見られない…阪神を退団することが分かったスアレス(中央)
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 阪神のロベルト・スアレス投手(30)が今季限りで退団することが29日、分かった。30日が提出期限となる保留者名簿から外れることが確定。球団を挙げて全力で残留交渉を進めていたが、最終的にメジャー移籍を決断した。

 絶対的守護神が猛虎を去る。全力慰留に努めていた球団とスアレスの残留交渉はこの日までに終了。30日が提出期限となる保留者名簿から外れることが決定した。

 「もちろん残ってほしいが、現状言えることは何もない」

 矢野監督は26日にテレビ出演した際、苦悩の表情を浮かべていた。移籍2年目の今季は球団外国人選手では最多の42セーブを記録。2年連続でセーブ王のタイトルを獲得した。6月8日の日本ハム戦では球団最速の163キロもマーク。V奪回を狙う来季へ向けて必要不可欠な存在だったが、助っ人右腕が下した決断は念願のメジャー移籍だった。

 昨オフも保留者名簿から外れた経緯はあった。12月に入っても球団と交渉を続けた結果、同月24日に再契約。新たに2年契約を結んだものの、2年目の来季選択権はスアレス側にあった。昨オフと同様に自由契約後も交渉の余地はわずかに残されるものの、本人の意思は固い。

 チームにとって大きな痛手となることは明確だが、球団は水面下で有事に備えてきた。スアレスの後釜となる新外国人選手を数名、リストアップ。新ストッパーの最有力候補として、カイル・ケラー(パイレーツ)の獲得調査に乗り出していることが判明した。球界関係者も証言する。

 「(NPBの)複数球団がリストアップしている選手です。その中に(阪神も)入れていると思いますよ。国内で争奪戦となる可能性もあります」

 今季はメジャーで32試合に登板した。防御率は6・48ながら、33回1/3を投げて36奪三振。イニング数を上回る三振は抑えとしての適性を示しており、期待は膨らむ。今後の交渉次第では、12月中にも契約合意に至る可能性は十分にある。

 優勝したヤクルトとはゲーム差なし、勝率差でV逸した今季。矢野監督にとっても来季は勝負の4年目となる。守護神流出の一報に、ショックを受けている時間はない。現場の全面バックアップへ向けて球団も全力で補強作業を進行中。ポスト・スアレスの動きが一気に加速する。

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