「ワクチン・検査パッケージ」活用検討 入場者増へ積極議論

[ 2021年9月22日 05:30 ]

 プロ野球とJリーグ合同の新型コロナウイルス対策連絡会議が21日、オンラインで開かれ、政府分科会から提言されている「ワクチン・検査パッケージ」の活用を議論した。ワクチン接種証明や検査の陰性証明を組み合わせ、入場者数制限を緩和していく狙い。「具体的な方法論はこれからだが、積極的に議論していく」と専門家チーム座長の賀来満夫氏。政府は今月末までの緊急事態宣言の解除を検討しており、解除後は約1カ月の経過措置で入場者数を上限1万人とする方針。斉藤惇コミッショナーは「今は50%もしくは5000人の少ない方だが、1万人を認めていただきたいという希望は持っている」と話した。

 ≪活用へ今季中に実証実験も想定≫プロ野球は21日、12球団代表者会議を開き、対策連絡会議を受けて「ワクチン・検査パッケージ」の活用を検討した。政府の対応もまだ固まっていないが、今季中の実証実験も想定して議論し「来季の対応にもつながる。検討をしているところ」と日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長。また阪神のスカウトがプロ志望届提出前の天理・達孝太投手と面談していたことを受け、日本学生野球協会との申し合わせと規定の順守を再確認した。

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2021年9月22日のニュース