後半戦好調の三浦DeNA、つらい顔の番長はもう見たくない

[ 2021年9月22日 09:00 ]

9月7日の巨人戦で移籍後初勝利を挙げた宮国を祝福する三浦監督(左)
Photo By スポニチ

 三浦DeNAが、21日の中日戦で3連勝を飾り、115試合目で借金を一桁の9に戻した。

 思えば今季、借金9に落ち込んだのは開幕からわずか17戦目だったヤクルト戦。10連敗の5連敗目で通算3勝12敗2分けの惨状だった。記者は当時今季終了時で借金30近くになることを覚悟したので、現状は健闘に近い。

 では現在好調の主因は何か。先発投手陣の成績が安定したことだ。115試合目は後半戦29試合目。開幕29試合目までのクオリティースタート(QS。先発投手の好投の目安。6回イニング以上を投げ自責点3以内)が7に対し、後半戦は29試合目で16。先発防御率も、3、4月が5・34で、9月(21日終了時)は2・09。違いがわかる。

 興味深いのは四球の数だ。これも前後半の29試合目で比較すると、前半戦が64で後半戦は53。5月頃まで指揮官は「先発が勝負していない」と嘆き節を続けていたが、後半戦は先発陣がストライクゾーンで積極的に勝負している。

 今年に関しては7月中旬から約1カ月間、東京五輪によるリーグ休止期間に入ったことも大きいだろう。各自が時間を有効に活用し、フォームを修正した。「DeNAが本来の姿を取り戻した」や「来季以降に期待大」の声も聞こえてくるが、本当に強いチームは好不調の波も少なくし、重圧のかかる後半戦の順位争いでも着実に白星を重ねるチーム。そんな常勝軍団となるためには、まずは残りの試合で今の戦い方を継続し、いい形で今季を終えることが重要だ。

 春先は敗戦ばかりで「また、あした頑張ります」と声を絞り出していた三浦監督。番長にはつらそうな表情ではなく、笑顔が似合う。(記者コラム・大木 穂高)

続きを表示

「始球式」特集記事

「新庄剛志」特集記事

2021年9月22日のニュース