ロッテ・マーティン 右足中間楔状骨骨折でレギュラーシーズン絶望的

[ 2021年9月22日 05:30 ]

ロッテのマーティン
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 ロッテに激震が走った。レオネス・マーティン外野手(33)が21日、千葉県浦安市内の病院で精密検査を受け「右足中間楔状(けつじょう)骨骨折」と診断された。19日に自打球を当てていた右足甲の骨折。一般的に約1カ月間は患部を安静にする必要があり、レギュラーシーズン中の復帰は厳しくなった。

 自打球を当てた翌日、20日の日本ハム戦を欠場。井口監督は試合後「ちょっと腫れがあるので、様子を見ながら明日、あさってにでも病院の診断を聞いて、今後のことは考えたい」と軽症を願っていたが、結果は最悪の事態となった。

 マーティンは今季ここまでリーグトップに2本差で3位の25本塁打、リーグ5位の70打点をマークしていた。チームは2位と3・5ゲーム差の首位に立ち、22日にも1シーズン制では1970年以来、51年ぶりの優勝マジック「22」が初点灯する状況。05年以来のリーグ制覇、74年以来となる勝率1位までラストスパートをかける段階で、あまりにも痛い長期離脱となった。

 マーティンはこの日、自身のツイッターを更新。「できるだけ早くフィールドに戻るために最善を尽くすことを約束します」とつづった。チームは昨季終盤も、ソフトバンクと優勝争いする中で大失速し、最終的に2位。マーティンも10月21日の西武戦で左足首を捻挫し、治療のために米国に帰国して、再合流できなかった。

 今季は残り29試合。「うちは束になって戦うしかない」。井口監督が何度も口にしてきた言葉を、今こそ体現するしかない。(横市 勇)

 ▽昨季のロッテの終盤の失速 首位・ソフトバンクを2ゲーム差の2位で追っていた10月4日、岩下が新型コロナウイルスに感染したことが判明。さらに計8選手が感染し、6日には濃厚接触者を含めて11人が出場選手登録を抹消された。その後、ゲーム差なしまで迫ったが、12連勝するなどしたソフトバンクと対照的に調子を落とし、11月4日には最大14あった貯金が1まで減り、西武に抜かれて3位転落。最終的に14ゲーム差の2位に終わり、CSはソフトバンクに連敗で敗退した。

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2021年9月22日のニュース