ロッテ 51年ぶり優勝マジック点灯はお預け 千賀の前に打線がわずか3安打1得点

[ 2021年9月22日 20:52 ]

パ・リーグ   ロッテ1-4ソフトバンク ( 2021年9月22日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>5回1死二、三塁のピンチを招き天を仰ぐ美馬(撮影・長久保 豊)
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 ロッテは22日、本拠地ZOZOマリンスタジアムでソフトバンクと対戦し1―4で敗れた。この日、ロッテがソフトバンクに勝利し、2位のオリックスが日本ハムに敗れれば51年ぶりとなる優勝マジック「22」が点灯する一戦も、優勝マジック点灯はお預けとなった。

 ロッテに立ちはだかったのはソフトバンク先発のエース千賀。打線は150キロを超えるストレートに“お化けフォーク”、150キロ近いカットボールのコンビネーションに翻ろうされた。2回に角中、6回に荻野の安打だけ。7回に先頭の中村が、この試合初めての四球で出塁するも、レアード、角中、山口が3者連続空振り三振に倒れた。

 8回、先頭の代打・佐藤都の三塁打から、藤岡の二ゴロの間に1点を返した。続く代打・安田の四球で千賀がマウンドを降りたが、2番手・モイネロに後続を打ち取られて反撃は1点だけだった。9回は守護神・森の前に無得点。打線は3安打1得点と元気がなかった。

 先発の美馬は初回を3者凡退に抑える立ち上がりを見せたものの、2回に先頭の柳田が右中間を破る打球を放つと、右翼手の山口が打球処理にもたつく間に三塁へ進塁された(記録は二塁打)。そして牧原の右犠飛であっさり先制を許してしまった。

 4回には今宮、栗原の連打で無死二、三塁とされると、柳田の二ゴロの間に2点目を許した。続くデスパイネには三塁線を抜かれる左前打で痛い3点目を与えた。美馬は5回70球を投げ被安打7、1四球3失点で降板。その後、7回に登板した3番手の東妻がリチャードに特大の4号ソロを被弾を浴びた。ロッテは勝てばマジック点灯の可能性があったが、お預けとなった。

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2021年9月22日のニュース