電撃移籍の中田翔が巨人デビュー 6回勝ち越し機に大城の代打で登場 ストレートの四球で満塁に

[ 2021年8月21日 15:48 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2021年8月21日    東京D )

<巨・D>6回1死一、二塁で代打で登場した中田 (撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 日本ハムから無償トレードで巨人に移籍した昨季のパ・リーグ打点王、中田翔内野手(32)が電撃移籍から一夜明けた21日に出場選手登録され、同日デーゲームで行われたDeNA戦(東京D)にベンチ入り。6回の勝ち越し機に代打で登場し、巨人デビューを果たした。

 背番号10のユニホームを着た中田は6回に中島、亀井とベテラン2人の連打で1―1と追いつき、なおも1死一、二塁とチャンスが続いた場面で7番・大城の代打として登場。2番手左腕・砂田の代わりバナで対戦したが、1球もバットを振らず、ストレートの四球で一塁に歩いた。続く代打・ウィーラーが併殺打に終わって巨人は勝ち越しならず。中田は7回から一塁の守備に入った。

 中田は今月4日に行われたDeNAとのエキシビションマッチ前にベンチ裏でチームメート1人に暴力行為を働き、11日に日本ハムから1、2軍全試合の出場停止処分を科された。だが、日本ハムの栗山監督から巨人・原監督への働きかけもあって無償トレードが決まり、20日に処分解除。同日、東京都内にある巨人の球団事務所で黒髪、スーツ姿での記者会見に臨んだ中田は「自分は一からやり直す気持ちと覚悟を持ってやらないといけない。簡単に信頼を取り戻すことはできないが、一からしっかりと自分を見つめ直して、野球人として人として前に進みたい」などと謝罪していた。昨季は4年ぶり3度目となる打点王のタイトルを獲得、本塁打もトップに1本差の31本と活躍したが、今季は打率・193、4本塁打、13打点と打撃不振に陥っていた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年8月21日のニュース