日本ハム・栗山監督　中田放出の裏側明かす　原監督に電話でトレード相談していた

日本ハムの栗山監督
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　日本ハム・栗山監督が中田に惜別のエールを送った。同僚へ暴力行為を働いた主砲について、16日に「正直このチームではちょっと難しい」と放出を示唆した後に原監督に電話で相談してトレードが実現。監督に就任した12年以来4番に置いて育ててきた中田を再起させたいという親心からで「本当に原さんを含め、ジャイアンツも凄く覚悟がいることだと思う。本当に感謝しかない」と目を潤ませながら頭を下げた。

　愚行を犯したことに「野球をやらせていいんですかという意見は世の中にあると思う」と現実を見つめる。その上で「甘いかもしれないが、人は間違いを起こした時にちゃんと謝って、それで道をつくってもらえるならば、やっぱり野球でしか人生は良くならないと俺は思った」と復帰への道を探ったという。移籍が決まってから中田と電話で長時間話したことも明かした。「人は迷惑を掛けた分をどこかに返さないといけない。“野球でここまで来て、少しは恩返ししろよ、子供たちに夢を与えろよ”と言った」と再起を願った。（東尾　洋樹）