阪神・佐藤輝 連夜の“強肩発動”俊足・京田を楽々本塁タッチアウト 今季4度目の補殺

[ 2021年8月21日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0-6中日 ( 2021年8月20日    バンテリンD )

<中・神(12)>初回2死二塁、ビシエドの右前打で、本塁を狙う京田をレーザービームでアウトにする佐藤輝(撮影・椎名 航)
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 阪神・佐藤輝が放った“ライナー”が、グングンと伸びていく。といってもこの日は投げる方だ。初回2死二塁での守り。ビシエドの一、二塁間を破ったゴロにチャージすると、本塁へワンバウンドでストライク送球。二塁から生還を狙った俊足の京田をタッチアウトにした。捕手の梅野が捕球後に少し待ち構えるほどの余裕のタイミングだった。

 外野手として今季4度目の直接送球での補殺。19日のDeNA戦でも8回1死満塁、宮崎の右飛でタッチアップした桑原を刺しており、2夜連続の強肩披露となった。小・中時代は投手や捕手だったこともあり、ボールの回転がきれいで打球同様におじぎもしない。真っすぐにバウンドするから、コントロールもいい。

 この日は3打席に立って4試合ぶりの無安打だったが、それならば…と守備で魅せる役者ぶりだ。直近10年間では、19年の近本の直接補殺6が球団最多。本塁打で数々の先輩たちを追い抜いてきたが、ついに守備でもクローズアップされる記録が出てきた。

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2021年8月21日のニュース