石見智翠館 「江の川」時代の03年以来となる聖地勝利! エース・山崎琢が9回3失点力投

[ 2021年8月21日 10:33 ]

第103回全国高校野球選手権 2回戦   石見智翠館4-3弘前学院聖愛 ( 2021年8月21日    甲子園 )

<石見智翠館・弘前学院聖愛>7回1死一塁、弘前学院聖愛・松坂を遊併殺打に抑え、笑顔を見せる石見智翠館先発・山崎琢(撮影・平嶋 理子) 
Photo By スポニチ

 第103回全国高校野球選手権大会の第8日は21日、甲子園球場で2回戦が行われ、2大会連続出場の石見智翠館(島根)が8年ぶり出場の弘前学院聖愛(青森)を4―3で下し、初戦を突破した。

 初回に2点を許したが、3回に反撃した。1死二、三塁から4番・上が左中間へ適時二塁打を放って同点。さらに8回、先頭の3番・岡田が右前打で出塁すると、4番・上が送って1死二塁。ここで5番・宮本が左越えに決勝2ラン。低めの変化球をうまく拾い上げる会心の一打で逆転に成功した。9回には1点を返され、なお1死一、二塁のピンチとなったが、エース・山崎琢が踏ん張って逃げ切った。

 現在の校名になって12年、待望の初勝利だった。初戦突破は「江の川」の校名だった03年以来。校名変更してから4回目となる夏の甲子園出場で、ついに勝利を手にした。末光章朗監督は「校長先生からも校歌を歌わせてくれと言われていたし、僕らも歌いたいと思っていたので、本当に良かったです」と安どの笑み。9回を投げ抜いたエース・山崎琢については、「本当は継投予定でしたが、(9回の)あのケースで変えると次のピッチャーが大変かなと思い、同点に追い付かれるまでは山崎でいいのかなと思いました」と振り返って、力投を称えた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年8月21日のニュース