ヤクルト、3戦連続の村上弾!2打席連発で両リーグ30号一番乗り、21歳6カ月はセ史上最年少

[ 2021年8月21日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト4―5広島 ( 2021年8月20日    マツダ )

<広・ヤ>4回、右越えに2打席連発となる30号ソロを放つ村上(撮影・成瀬 徹)
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 ヤクルト・村上が一気に30号に到達した。2回にバックスクリーン左へ先制の29号ソロ。自身初の3戦連発だけでは終わらない。4回。フルカウントから九里が内角に投じたカットボールをコンパクトに振り抜いた。「うまく反応して打つことができた」と右翼席へ2打席連発のソロだ。

 巨人・岡本和を抜き、2年ぶり2度目の30号。10号、20号に続く両リーグ最速の到達にも「たまたまです」と謙遜するが、21歳6カ月での両リーグ30号一番乗りは中西太(西鉄)に次ぐ史上2番目の若さで、セ・リーグでは史上最年少である。

 東京五輪では米国との決勝戦で決勝弾を放つなど、金メダル獲得に貢献した。この日の試合前には、ともに五輪で戦った広島の鈴木誠らとセレモニーで祝福され、高津監督から花束を受け取った。

 大舞台を経験して戻ってきた若き4番が後半戦4試合で4発と好調も、逆転負けを喫して2連敗。「優勝したい気持ちが強いので、今は個人の目標は気にしてない」。バットで首位・阪神と3ゲーム差の3位から押し上げる。(青森 正宣)

 ≪10、20、30号 全て一番乗りは11人目≫村上(ヤ)が29、30号を放ちヤクルトでは12、13年バレンティン、16年山田に次ぐ両リーグ30号一番乗り。21歳6カ月での一番乗りは53、54年中西太(西鉄)の20歳5カ月、21歳5カ月に次ぐ年少達成。左打者では97年松井秀喜(巨)の23歳2カ月を大幅に更新する最年少記録になった。

 今季の村上は10、20号も両リーグ最速でクリア。10、20、30号を全て両リーグ一番乗りは、史上11人目(15度目)。チームでは12年バレンティンに次ぎ2人目で日本人初だ。また、日本人の左打者では66、67、76年王貞治(巨)、97年松井に次ぎ3人目。21歳シーズンでの達成は、前記の中西が53年に20歳で記録して以来68年ぶりの快挙になった。

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