専大松戸・持丸修一監督が下した決断 センバツ後、あのドラフト候補が主将に就任

[ 2021年5月5日 09:56 ]

春季高校野球千葉県 決勝   千葉学芸8―2専大松戸 ( 2021年5月4日    千葉県野球場 )

<高校野球春季大会千葉決勝 専大松戸・千葉学芸>試合後に取材を受ける専大松戸・持丸監督(撮影・西川祐介)
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 今春のセンバツに出場した専大松戸は4日、千葉県大会決勝で千葉学芸に17安打8得点を許し、2―8で敗れた。

 常総学院など率いた4校全てを甲子園に導いた持丸修一監督は「センバツと同じで課題ばっかり見つかりすぎちゃったよね。(千葉学芸は)バッティングが成長している。失投でなくともしっかり打っていた。何枚も上。うちも頑張らないと」と敗戦を振り返った。

 だが、指揮官に悲壮感はない。千葉の頂点を懸けたこの試合で関東ナンバーワンのサイド右腕・深沢鳳介(3年)は代打から中堅の守備に入っただけで、登板せず。エースの温存は夏の戦いがすでに始まっていることを意味していた。

 センバツでは1回戦で中京大中京の畔柳亨丞(3年)に12三振を奪われて完封負け。0―0で迎えた7回2死二塁から左翼へ決勝のランニング本塁打を許した。勝負を決した打球にダイビングキャッチを試みたが、一歩届かず、試合後に大粒の涙を流したのが4番で今秋のドラフト候補に挙がる吉岡道泰(3年)だった。

 センバツ後、持丸監督は吉岡を主将に任命。理由を尋ねると「センバツで1番くやしい思いをしたのは吉岡かなと思ってね。吉岡がくやしい思いを晴らすのであれば主将になって春の大会をやるしかないだろうと」

 決勝の舞台で吉岡に不動の4番としての姿はなかった。2番に座り、3回に犠打を決めた際にはガッツポースを見せた。自らの一打よりチームを第一に考える主将の顔になっていた。

 冬の練習期間の課題として投手陣のパワーアップを挙げていた指揮官。控え投手の鈴木良麻(2年)、岡本陸(3年)の両右腕は決勝で結果を残すことはできなかったが、140キロ超えを計測。エースに劣らない球威を見せつけた。 

 新主将は試合後に「チームとしてもう1回スタートラインに立って、成長しないといけない」。聖地に戻るため、決意を新たにした。(柳内 遼平)

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