広島・床田 粘投7回1失点 打っては同点犠飛も2勝目遠く…

[ 2021年5月5日 05:30 ]

セ・リーグ   広島1-1巨人 ( 2021年5月4日    マツダ )

<広・巨(8)>力投する先発の床田 (撮影・奥 調)
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 こん身の力を振り絞った。同点の7回、先頭・梶谷らへの2四球から招いた2死二、三塁のピンチ。打席にスモークを迎え、広島・床田は150キロを連発する。5球目には自己最速タイの152キロを計測。最後はツーシームを外角低めのボールゾーンに投じ、メジャー196発の大砲を空振り三振に斬ってみせた。

 「次(裏の攻撃)は打席が回る。7回で交代だと思ったので、ゼロに抑えようと思い切り投げました」

 最大の見せ場で上げたギア。余力が残っていたことが不思議なくらい、序盤からピンチの連続だった。4回1死から3連打で先制を許し、6回までに被安打8。「調子自体は良くなかった。1点でよくおさまったなという感じ」と言いながら、要所で踏ん張った。

 攻撃陣が当てにならない中、バットでも存在感を発揮した。1点を追う5回1死三塁の好機。「打撃は好き。同点タイムリーのイメージで打席に入った」というプラス思考で左犠飛。いささか浅かったが、右中間二塁打のクロンが激走して同点のホームを踏んだ。

 今季最長の7回を投げて1失点。力投が、しかし、勝利に直結しないからもどかしい。連敗脱出どころか5位転落。「7回は一気にギアが入った。最少失点でよく粘ってくれていたので、何とか(打線が)ね」。佐々岡監督の表情は険しい。

 3月31日の阪神戦で今季初星を挙げて以来2勝目が遠い。だが、下を向いてはいられない。「1試合だけ好投しても意味がない。次の登板がすごく大事なる。何とか粘り強く投げたい」。床田は自らに言い聞かせるように言葉に力を込めた。 (江尾 卓也)

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