阪神・サンズ 不敗神話8号 大山の一打に奮起 一発打てば7戦7勝

[ 2021年5月5日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神11ー5ヤクルト ( 2021年5月4日    神宮 )

<ヤ・神6>9回1死三塁、サンズが2ランを放つ(撮影・村上 大輔)
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 敵の息の根を止める一撃だった。大山の適時三塁打でリードを3点に広げた直後の打席だった。9回1死三塁の場面。3ボールから甘い速球をジャストミートした。ひと振りで仕留めた阪神・サンズの大飛球は、誰もない左中間スタンドではねた。

 「悠輔がね。サードまで行ってくれたので。あと1点欲しかったし、悠輔のあのスピードを見せられたら、何とか、もう1点取りたいと思ったので、できてよかった」

 若き4番の一打に奮起した。4月25日のDeNA戦以来、6試合ぶりの8号2ラン。勝負を決定づける一撃でスアレスの“温存”も決めた。守護神の負担を減らす殊勲打でもあった。6試合ぶりのマルチ安打も記録するなど再び上昇気流に乗った。本塁打を打った試合は7戦7勝。頼れる助っ人の勝負強さは健在だ。

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2021年5月5日のニュース