教科書は西武・今井と甲子園に出た兄 作新学院の右腕・林拓希が投打に躍動

[ 2021年5月5日 14:13 ]

◇栃木県大会 準決勝   作新学院5―4宇都宮工 ( 2021年5月5日    宇都宮清原 )

<栃木県大会 準決勝 作新学院・宇都宮工>縦に落ちるカットボールで奪三振ショーを見せた作新学院・林拓希
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 春夏合わせて25度の甲子園出場を誇る名門・作新学院が栃木県大会準決勝で宇都宮工を5―4で下し、3年ぶり28度目の関東大会出場を決めた。

 背番号10の右腕・林拓希(3年)は3―2で迎えた6回から2番手で救援し、3回1/3を1失点で勝利に貢献した。

 「抑えて打者のリズムをつくろうと思った。勝負球でカットボールを投げきれた」

 同校で2度甲子園に出場した2学年上の兄・勇成投手(国際武道大)から投げ方を教わったという縦に落ちるカットボールを武器に3者連続を含む5三振を奪った。

 7回は左越えへ高校通算1号となるソロでバットでも貢献。自らを援護する一撃に「三振はしないようにとミートした。入るとは思わなかった」と驚きを隠さなかった。

 身長1メートル70で最速は130キロ台前半の右腕はもう1人、同校OBを参考にしている。西武・今井の投球を動画で研究し「投球術がうまい。テンポや間合いを参考にしている。テンポ良くストライク先行で投げ、打者につなげたい」。140キロを計測する速球はないが、宝刀と工夫でチームを勝利に導いた。

 小針崇宏監督はチーム力に関して「まだまだ関東で戦う戦力ではない。チームを1つにして結束力で戦えばなんとかという所」としたが、好投を見せた林には「打者に向かっていく、自分のリズムで投げているという点で良い」と目を細めた。

 兄に憧れ、作新学院のユニフォームに袖を通した男は初の大舞台に挑む。今春のセンバツを制した東海大相模(神奈川)や専大松戸(千葉)など各県の強豪との対決にも「今日みたいなリズムをつくれる投球をしたい。(相手は)気にせず、どのバッターでも抑える」と力強かった。(柳内 遼平) 

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