藤浪があの「伝説」に近づいた夜 阪神日本人投手が甲子園で勝利&決勝弾は48年前の江夏豊ノーノー以来

[ 2021年4月17日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2ー0ヤクルト ( 2021年4月16日    甲子園 )

1973年8月30日。甲子園での中日戦で延長11回までノーヒットノーランンの江夏豊はその裏にサヨナラ本塁打を放ち、阪神が1ー0で勝利

 甲子園特有のムードは、時として超人的なヒーローを作り出す。阪神・藤浪が5回に先制&決勝の2ラン。18年9月16日DeNA戦以来3年ぶり3本目で、甲子園では初めて。過去2本はリードの場面で、今回が初の殊勲弾となった。

 時に「孤独」と称されるマウンドを守り、自分のアーチで勝負を決める。このシチュエーションが古(いにしえ)を知る虎党に想起させるのが1973年8月30日の中日戦だ。先発・江夏豊は延長11回を投げ終え、すべてゼロを並べただけでなく、ヒット1本さえ許していない。その裏、打席が回ると、松本幸行のボールを右翼席へ。サヨナラ弾で、試合の決着をつけた。阪神の日本人投手が甲子園で勝利&決勝弾のワンマンショーはそのとき以来。もはや「伝説」と化したシーンに、藤浪は肩を並べたのだ。

 阪神投手の甲子園アーチは07年4月12日、中日戦のボーグルソン以来14年ぶり。日本人選手では87年9月9日ヤクルト戦の伊藤文隆以来34年ぶり。甲子園で決勝弾&勝利投手は88年4月26日、大洋戦のキーオ以来33年ぶりとなる。藤浪は大阪桐蔭3年時に春の選抜では九州学院との2回戦(12年3月27日)、夏の選手権では天理との準々決勝(同8月20日)でそれぞれソロ。ちなみに天理戦では森友哉(現西武)が決勝弾で、バッテリー本塁打だった。

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