大院大高 2年ぶり準決勝進出、延長タイブレーク制す 椎江監督ラストゲームへ“勝って終わる”

[ 2020年8月9日 16:26 ]

令和2年大阪府高校野球大会準々決勝   大院大高9―6近大付 ( 2020年8月9日    シティ信金 )

 大院大高が最後まで自分たちの野球を貫き、夏の大阪大会では2年ぶりの準決勝進出を決めた。4―4で延長戦に入り、タイブレークとなった10回。無死一、二塁で1番の山崎敦也が初球にバントの構えからバスターを敢行。ファウルとなったが続く2球目はバントの気配すら見せず、外角球を左前に運び満塁と好機拡大。相手バッテリーの同様を誘い2番の西野竜世はストレートの四球を選び勝ち越し点を奪うと、1死後、4番の山本真緒が左前に2点打を放つなど、この回5得点。その裏の近大付の反撃を2点に抑え、接戦をものにした。

 1回戦から5回戦の全5試合で2桁得点を記録する攻撃型のチーム。10回の攻撃前に椎江博監督が「どうする?バントするか」と聞くと「打ちましょう。攻撃するのが椎江野球でしょ」とナインが声をそろえ戦法は決まった。

 山崎の初球がファウルになった際には、ベンチの全員がわざと「おいおい、違う違う。びっくりするで」とサインミスをしたかのような表情をつくり声を出したが、これも事前の打ち合わせによる演技。冬場も多くの実戦練習を重ね、状況に応じ、いくつもの引き出しを用意してきたことが、大一番で生きた。

 今夏の大会を最後に監督を退く指揮官は「甲子園に行けなかったのが心残りだが、あと1試合ある」。最後まで「椎江野球」を貫き、大阪の夏を勝って終わる。

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