大阪桐蔭のドラフト候補・西野 “友情弾”で最終戦へ弾み、今大会19打席目に待望一発

[ 2020年8月9日 15:34 ]

令和2年大阪府高等学校野球大会準々決勝   大阪桐蔭15―1香里丘 ( 2020年8月9日    豊中ローズ )

<大阪桐蔭・香里丘>4回無死一、二塁、左越えに3点本塁打を放つ大阪桐蔭・西野(撮影・成瀬 徹)
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 今秋ドラフト候補の大阪桐蔭・西野力矢内野手(3年)が“友情弾”で最終戦となる準決勝に向け、最高の形で弾みを付けた。

 主砲にようやく一発が飛び出した。12―1の4回1死一、二塁。高め直球をこん身の力で叩き、左中間の防球ネットまで一直線に打ち込んだ。

 「この間の試合(5回戦・上宮太子戦)からだんだん形が良くなってきた。間が取れるようになったと思う」

 今大会5試合、19打席目で待望の高校通算30号本塁打。会心の打撃に笑顔が絶えなかった。

 刺激材料があった。この回、背番号「26」を付けた道端良介捕手(3年)が代打で出場。無死から初球を叩き、左越えへ特大の本塁打を放った。公式戦初めてのベンチ入りで初めてのスイング。高校通算1号のメモリアルアーチだった。2人は中学時、同じ「南大阪ベースボールクラブ」に所属し、西野が1番で道端が4番。西野は「ずっと一緒にやってきたし、入学後も“頑張ろう”と励まし合ってきた」と言う。ティー打撃中にはアドバイスをし合うだけでなく、普段の生活から切磋琢磨(せっさたくま)してきた。だからこそ「今日に関してはアイツのホームランの方がうれしい」と話す言葉に実感がこもる。負けじと西野も初球を叩いた。

 道端は「正直、頭が真っ白で、三塁を回ってスタンドが見えたときに“あ、打ったんや…”って思った」と笑った。緊張するタイプだったが、西野から「打席で右足を落とせ」とアドバイスをもらって実践し、うれしい結果を導き出した。西野はプロ志望で道端は進学を希望する。異なる道を歩み始める2人にとって、忘れられない夏の1日となった。

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