ヤンキース・マー君 筒香を2打数無安打 「雰囲気はある」後輩スラッガーに貫録のエールも

[ 2020年8月9日 02:30 ]

ア・リーグ   ヤンキース0―1レイズ ( 2020年8月7日    セントピーターズバーグ )

<レイズ・ヤンキース>5回1安打無失点と好投した田中(AP)
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 ヤンキースの田中将大投手(31)が7日(日本時間8日)のレイズ戦に先発し、筒香嘉智外野手(28)との日米通じて初対決で2打数無安打に封じた。1打席目の内角球の残像を生かし、筒香に本来のスイングをさせなかった。打球直撃による「軽度の脳振とう」から復帰2戦目で5回1安打無失点。試合は0―1で敗れたが、メジャー7年目の貫禄を見せつけた。

 同じア・リーグ東地区。シーズン60試合の中で、10試合が組まれている。何度も訪れるであろう対戦へ、田中は意味のある1球を投じた。0―0の2回1死。田中が筒香と初めて対峙(たいじ)した1ストライクからの2球目。選択したのは内角高め直球だった。捕手サンチェスが構えたミットに寸分の狂いもなく投じた92マイル(約148キロ)で詰まらせ、一邪飛に仕留めた。

 「(打席での)雰囲気はありますよ。捕手が構えてますからね。そこ(内角)に」と警戒を強めた中での、狙い通りの一球だ。5回の2打席目は同じ1ストライクからスプリットで中飛に打ち取った。真ん中付近の甘いコースで「アウトになったのはラッキー。僕の失投で、僕に運があっただけ」と謙遜したが、1打席目の厳しい1球があったからこそ、筒香に強い踏み込みを許さなかった。

 打球直撃による「軽度の脳振とう」から復帰2戦目。前回同様、60球前後の球数が制限される中で59球で5回を投げ切った。打者16人に対して13人に初球ストライクを投じた制球力こそ、メジャーでデビュー年から6年連続2桁勝利を挙げる大きな武器。「良いコマンド(制球)で投げられた。ここまでうまくいってくれたのがちょっと驚き」と話すほど手応え十分だった。

 田中は楽天を日本一に導き、14年にヤンキース入り。筒香はDeNAでのプロ5年目の同年にレギュラーに定着したため、日本時代に対戦する機会はなかった。「良い対戦をしていけたらいい」。2打席でたった4球だったが、メジャーの先輩が貫禄を示した。 (杉浦大介通信員)

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