ソフトバンク、ギータ同点打からのバレンティンV5号!2戦連発

[ 2020年7月4日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―1日本ハム ( 2020年7月3日    札幌D )

8回1死、二塁打を放つバレンティン(撮影・高橋茂夫)
Photo By スポニチ

 ソフトバンクがワンチャンスを生かした。1点を追う6回1死二塁。柳田が日本ハム・有原の外角ツーシームをコンパクトな振りで左前に運んだ。

 「外に落ちる球でしたが、引っかけないで丁寧に打ちました」
 代名詞のフルスイングとは違う技ありの同点打。10年目を迎えたギータの成長ぶりを示すチーム打撃だ。

 気落ちする相手エースをバレンティンが見逃さない。初球の外角スライダーを左翼席へ。2戦連発となる勝ち越し2ランだ。ベンチに戻ると、両手を上げクルクル回す今季の新パフォーマンス「ピーポーポーズ」で喜びを表現した。

 「アリガトウゴザイマス」。敵地でのお立ち台。日本語で切り出すと「甘い球が来たら思い切ってスイングしようと思っていた」。前日の誕生日弾2発は空砲となったが、一夜明けての勝利打点に「ファンの前でピーポーポーズをやりたい」と無人のスタンドを見渡した。勢いに乗る4番は8回には札幌ドームの天井を直撃する左二塁打。「ラッキー」と笑ったが、パワーも改めて見せつけた。

 「あす(4日)も100%の力でやっていきたい」。開幕3カード目で初の勝ち越しへ。デスパイネ、グラシアルのキューバ勢は来日のメドが立っていないが、来日10年目の大砲が力強く宣言した。

続きを表示

2020年7月4日のニュース