ソフトバンク・東浜、今季初勝利!粘りに粘った5回109球1失点

[ 2020年7月4日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―1日本ハム ( 2020年7月3日    札幌D )

ソフトバンクの先発投手・東浜(撮影・高橋茂夫))
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 今季初めて勝った投手は苦笑いで会見場に登場した。ソフトバンク・東浜は自虐から、感謝を続けた。

 「最悪で大反省しかないです。打たれるのならまだしも四球で走者を出して…。反省しかないし勝ちをつけてくれたチーム、野手の方には感謝しかない」

 今季3度目の登板は5回4安打1失点。内容は散々だった。109球を投げて6四球。ピンチでとにかく粘った。3者凡退で終えた2回以外は毎回、得点圏にも走者を背負い続けた。前夜、守護神の森がサヨナラ打を浴びた日本ハムの高卒2年目、売り出し中の野村を要所で抑え、乗せなかったことが勝利につながった。

 初回、渡辺に先制適時打を許した後の2死満塁では一ゴロ。3回2死満塁では空振り三振。5回1死一、二塁でも空振り三振に封じた。危機を救い続けたのが、甲斐に代わって初先発マスクの高谷。「悪いなりにいろんなサインを出し、何とか持ちこたえられた」。また感謝した。

 6月26日の西武戦。同じ沖縄県出身の西武・山川に2発を浴びた。その後、LINEでひと言「参りました」と送信。山川からの返事は「教えられません」と笑うが「マウンドでしっかり勝負できていたし、楽しかった」。昨年6月5日に右肘を手術し、昨季は2勝だけ。自身初の開幕投手も務めた今季に懸ける思いは大きい。

 この日、王貞治球団会長が急きょ、札幌ドームを訪れてナインを激励した。試合前には指揮官に「まだまだ、こっからだと。まずはここからチームをいい方向に導いて」と伝えた。その言葉に先発が粘り、救援陣も力投し、打線も奮起した。王会長は「良かった。これでチームも勢いづくだろうね」と喜んだ。

 開幕投手の初勝利に、指揮官も安堵(あんど)する。「粘り強く投げたんじゃないかな。次は省エネ投法で。でも苦しんだ中で勝てたことが収穫になる」。東浜は「次は“僕で勝てた”と言われるように調整したい」と力を込めた。

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