虎の希望は2軍?! ドラ2・井上が同点二塁打 得点圏打率・444 1軍に欲しい勝負強さ

[ 2020年7月4日 05:30 ]

ウエスタン・リーグ   阪神2―2中日(7回裏降雨コールド) ( 2020年7月3日    ナゴヤ球場 )

<中日2軍・阪神2軍>5回2死二、三塁、井上は左中間2点適時二塁打を放つ(撮影・椎名 航)
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 阪神のドラフト2位・井上広大外野手(18)が3日のウエスタン・リーグ、中日戦で2試合連続適時打を放った。2点を追う5回に同点の2点二塁打。打率・241ながら得点圏では9打数4安打の打率・444、6打点と好成績を誇る。1軍は得点力不足にあえぎチームの得点圏打率は・156しかないだけに、黄金ルーキーの勝負強さが際立っている。

 雨脚が強まる中、快音を発した一撃が左中間を切り裂いた。0―2の5回2死二、三塁、開幕から2軍で4番を打ち続ける井上のバットが火を噴いた。昨年、開幕投手を務めた笠原の初球、低めカーブを捉え同点の2点二塁打。初回から毎回、塁上をにぎわせながら得点を奪えず、モヤモヤしていたチームの雰囲気を一瞬で変えた。

 「初球はある程度、手が届くゾーンにきたら振っていこうと思っていた。真っすぐに張っていたが、うまく反応できた」

 狙い撃ちしたわけではない。公式戦初本塁打と決勝打を放った2日のウエスタン・広島戦から2試合連続となる適時打は、常々、口にする積極的姿勢から生まれ、3月20日の練習試合で本塁打を放っていた左腕に、再び痛打を浴びせた。

 初回2死一塁では2球で追い込まれ、最後はチェンジアップで空振り三振。「追い込まれてから抜けてくるチェンジアップを打つのはとても難しい。なるべく早いカウントで打ちたいというのはあった」。劣勢の中の好機で重圧がかかる中、冷静に頭を整理し結果を出すあたり、やはりタダ者ではない。

 「追い込まれてからだと、考えて、考えてとなるので、早いカウントで打てるようにとは思っている。追い込まれてから厳しいコースに来ると“あっ”となってしまうので、カウントを取りに来る球を待って打ちたい」

 この日を含め、得点圏では9打数4安打で打率・444、打点6。比較対象にはならないが、1軍の規定打席到達者で最も高い得点圏打率は・400のマルテ。若き大砲が順調に歩んでくれば……と虎党が期待するのも無理はない。目標とする巨人・岡本や広島・鈴木誠らと同じ不動の4番へ、可能な限りの経験を積んでいく。(阪井 日向)

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