阪神・岩貞 “因縁”の大瀬良と4日激突 ローテ再編で西勇は5日へ

[ 2020年7月4日 05:30 ]

<広・神(1) 雨天中止>西勇(右)の隣りでキャッチボールを行う岩貞(撮影・北條 貴史)
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 雨天中止を受けて先発ローテーションが再編され、4日は当初の予定通り、岩貞が先発する。この日の先発だった西勇はスライドすることなく、5日に回って9連戦を戦う。4連敗中で低空飛行を続けるチーム状況もあり、矢野監督は流れを変えるべく、目の前の一勝を何よりも求めた。

 「監督として、もちろん先を考えている部分はあるけど、目の前の試合で何かきっかけをつかみたいというところの方が強い。先を考えてやれるチーム状態というより、そういう(目の前の)ことを考える方が必要なのかな」

 嫌な流れを断つ白星をもぎ取るべく、仕切り直しの一戦を託された岩貞も呼応するようにうなずいた。

 「そろそろチームとしても流れに乗っていきたいところなので自分がそうできるよう精いっぱい投げていきたい。チーム一つになってやっていきたい」

 地力が試される一戦だ。キャリア1勝12敗と相性の悪い広島戦だけでなく、過去3度投げ合い、すべて黒星を付けられている大瀬良とのマッチアップ。13年ドラフトで阪神は大瀬良を1位指名したが抽選で外れ、最終的に岩貞を指名した因縁もある。“4度目の正直”で白星をつかみたい。 (遠藤 礼)

 《先発陣の奮起期待》福原投手コーチは先発陣に期待した。今季初の9連戦となり、先発の踏ん張りがチームの勝敗を大きく左右することが必至。「先発が頑張ってくれたらなと思っています。なるべく(中継ぎ陣の)負担が減るような形でと思っていますけど。先発が頑張って長いイニングを投げていくのがいいのかなと」と奮起を促した。

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