“V率0%がなんや!” 阪神・近本 「福留教室」で反攻態勢「勉強させてもらっています」

[ 2020年7月4日 05:30 ]

<広・神(1) 雨天中止>福留(右)から打撃のアドバイスを受ける近本(撮影・北條 貴史)
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 打撃不振に悩む阪神・近本光司外野手(25)が3日、福留から助言を受けるなど復調に向け必死の姿勢を見せた。広島戦(マツダ)が降雨中止となり居残り特打を含め約4時間、汗を流した。巨人が勝って7差となり過去5度のリーグ優勝時における最大逆転差6・5(64年)を超え、V確率は0%になった。6日に試合が入り、4日から9連戦。近本の復調なくして奇跡は起こせない。

 首位・巨人が勝ってゲーム差は7に広がった。優勝した5度のシーズンで逆転したことのない数字だが、過去は過去。まだ100試合以上も残っている。不振を脱したい近本にとっては、流れを変える雨になったはず。開幕から5カード連続敵地での戦いで十分な練習時間を確保できない日々が続いたが、この日は全体練習後も居残り、納得するまでバットを振り込んだ。

 「自分たちには天候はどうしようもないので。自分のやりたいことをできたかなと思う」

 開幕から全試合に先発出場も、打率は誰も想像しなかった・149。2日の中日戦では2点を追う9回無死一、二塁で送りバントを決められず結果的に遊飛。珍しくバットを叩きつけ悔しさをあらわにするシーンも見られた。

 「1番中堅」で出場予定だった、この日の全体練習中に福留から身ぶり手ぶりを交え約10分間、タイミングの取り方など助言を受けた。その後は動作を確認しながらマシン打撃で打ち込み、終了間際に再び、福留と確認作業を行うなど精力的に動いた。

 「勉強させてもらっています。昨年も打てない時に声をかけていただいて、その後に改善されたことが、よくありました」

 昨年の交流戦では打率・165と打撃不振に陥ったが、最終的にはセ・リーグの新人最多安打を更新する159安打を記録。その背景には、福留からの助言が生かされたといい、同様の状況となった今回も浮上のきっかけをつかもうとベテランの教えに耳を傾けた。

 リードオフマンの不振はチーム状況にも直結。それだけに、矢野監督も本来の姿に戻ることを期待する。

 「相手にとって嫌がられるのは近本だと思う。孝介もいいアドバイスをしてくれている。みんなで、この苦しい状況を乗り越えようとやってくれている。どっからでも、きっかけをつかむことはあり得るので」

 中止となったこの日の一戦が6日に入り、今日から9連戦。悩める近本は「打席の中ではシンプルに。(修正点は)明確にはなってきている。試合で結果を出すことが全て」と一定の手応えをつかんだようにも思える。奇跡の扉を開くには背番号5の復調が絶対に必要。結果が出る――と信じたい。 (長谷川 凡記)

 《最大逆転差6・5を超える》首位巨人が勝ち、ゲーム差は7に広がった。阪神が優勝した5シーズンのうち、首位との最大ゲーム差からの逆転優勝は64年の6・5差で、最初に同差がついたのは82試合目、7月18日のこと。開幕12試合で6・5差以上は、63年と99年の10試合に次ぐ屈辱。

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